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会議中に対話を促し全員から意見を引き出す方法【ファシリテーション】

会議で参加者が活発に意見を出し合うためには、進行役の適切なサポートが必要です。

しかしながら、会議の進行役を任されたものの、こんな困りごとを感じていませんか?

  • 話を聞いているだけで、自分の意見を話してくれない
  • 肯定しかせず、話が広がらない
  • 毎回、特定の人しかずっと喋っていない

ではどうすれば意見を引き出せるのでしょうか?

ポイントは3つあります。

  1. 会議中に、全員から主張を引き出す
  2. 会議中に、対話を促して合意形成する
  3. 会議後に、振り返りをする

この記事では、会議で対話を促し参加者全員から意見を引き出すポイントをご紹介します。

この記事におすすめの人
  • 会議中にメンバーと会話を促して良い会議にしたい人
  • みんなが納得して発言できるような場をつくりたい人
目次

会議中に、全員から主張を引き出す

なぜ会議中に全員から意見や主張を聞き出すのでしょうか?

発言の偏りを無くし、参加意識を強め、より良い案を見つけるため!

会議に参加している人で、何も発言しない人っていますよね。

下記は「会議で黙っている人」の代表的な5パターンです。

会議で黙っている人の5分類
  • 議論についていけていない
  • 思いがまとまっていない
  • 言いたいことがあるが、遠慮している
  • 同じ意見なので発言なし
  • 興味なし

では、誰もが自由に言いたいことを言えるような場を作るためにはどうしたら良いでしょうか?

抑えるべきポイントは4つあります!

ポイント
  • 発言に共感し、肯定する
  • 場の雰囲気をつくる
  • 名指しする
  • 3つの質問を使い分ける

発言に共感し、肯定する

「言いたいことがあるが、遠慮している」のは、自分の意見がもしかしたら否定されてしまうのでは?

といった恐怖心があるからです。

つまり、どんな発言でも共感し・肯定してあげれば「もっと発言しよう!」とする意欲に繋がります。

共感・肯定の4動作
  • 発言に興味を示す
  • うなづいて、共感や同意する
  • 発言に感謝する
  • オウム返しする、言い換える

相手を受け入れる動作をまとめました!

この会議では、自分を受け入れてくれる、必要とされているという気持ちにさせることが重要ですね!

場の雰囲気をつくる

場の雰囲気とは、発言しやすくするための環境づくりのことをいいます。

例えば、会議が始まる前にちょっとした雑談をして場を和ませたりして雰囲気をよくすることもできます。

一方で、偉い人が来るからピリッとするのも環境づくりです。

状況にあった場の雰囲気をつくることが大事です!

名指しする

誰か意見ないかー!?他にはないのか!?

正直このような聞き方をされても発言しづらいですよね。

人は発言を促すだけだと悩んでしまいます。そんなときに有効なのが「名指し」です。

なぜ名指しが有効なのか?

名指しされると思考が「発言する or しない」から「何を発言するか?」に切り替わるから

全体で「何かないかー?」と聞かれると発言しようかな…やめようかな…と考えてしまいますが

Aさん、〇〇についてご意見ありませんか?

と聞かれたら、「なんて答えようか?」と考えませんか?

名指しをすることによって、思考を変化させられます。

3つの質問を使い分ける

前項で名指しを紹介しましたが、より会話を広げるためには下記の3つの質問が有効です。

ファシリテーターの基本的な3つの質問
  • 発言を正確に理解する質問 → 「具体的には?」
  • 発言の真意を理解する質問 → 「なぜそう思うのですか?」
  • 漏れがないか確認する質問 → 「他にありませんか?」

相手が何を考え、どんな価値観を持っているのかを丁寧に確認します

会議中に、対話を促して合意形成する

なぜ対話を促すの?

意見と意見をぶつけて相乗効果を生み出すため→新しい価値を生み出すため

では、どのように意見をぶつければ良いでしょうか?

すごく簡単です。

「〇〇さんはどう思いますか?」と話を横にふるだけです。

ポイント
  • 「個人に立脚した発言」は横にふる
  • 合意形成の氷山モデルを意識する

「個人に立脚した発言」は横にふる

個人に立脚した発言とは、(私は)〇〇と「思っている、したい、知りたい」といった「私が」どう考えたかが大事な発言のことです。

例えば、質問や意思表明、提案が挙げられます。

こういった種類の発言を横にふるのが有効です!

「合意形成の氷山モデル」を意識する

合意形成の氷山モデルとは

  • 氷山の表層に見えている「アイデアや意見」
  • 海水の下にある見えない部分の「価値観や思い、認識」

を表したものです。

表層に見えているものだけでなく、氷山の全容を明らかにすることが大事です。

全容を明らかにするためには

  • 具体的には?(How)
  • なぜそう思う?(Why)

で明らかにするのが有効です。

全体像が見えないと、答えにたどり着かない

会議後に、振り返りをする

なぜ会議のあとに振り返りをする必要がある?

会議の良し悪しを見るため

会議が終わった後には、少し時間をとって今日の会議の振り返りをすることも重要です。

振り返りの目的
  • 参加者の意見を確認し、会議の場の良し悪しを把握する
  • 良かった点を言語化し、今後に活かす
  • 悪かった点も自覚し、改善方法を探す

振り返りをすることで、参加メンバーも主体的に会議を良くしていこうという気持ちを芽生えさせます。

会議の良し悪しが分からないと、自分たちの仕事が良かったのか、悪かったのか判断できない

まとめ

進行役として、会議で行うポイントは3つ。

  1. 会議中に、全員から主張を引き出す
  2. 会議中に、対話を促して合意形成する
  3. 会議後に、振り返りをする

発言を促す人に対しては共感し、肯定する。名指しをして何を喋るか考えさせる。

ポイント
  • 発言に共感し、肯定する
  • 場の雰囲気をつくる
  • 名指しする
  • 3つの質問を使い分ける
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この記事を書いた人

働く時間を小さく、遊びを大きく。
人生をより良く楽しむために生きています。

プログラムを使った自動化や
ツールを活用した生産性向上が大好きです。

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