論理構造の精度を上げるには、言葉や文章、物事の間にある論理的な関係性をはっきりさせることが重要です。
たとえば、結論が「ダイエットをしなければならない」だとしたら、根拠・理由は「体重が増えてきた」・「顔に肉がついてきた」のようなことが考えられます。
これくらいなら簡単です。しかし、複雑な関係性を明らかにする場合はどうでしょうか。
そんな時に便利な思考法が「Why so?/So What?/True?」です。
この記事では、論理関係を明らかにする「Why so?/So What?/True?」の考え方や使い方をご紹介します。
- Why so?/So What?/True? の考え方・使い方が知りたい人
Why So?/So What?/True?とは?

「Why so?/So What?/True?」は論理関係を明らかにする考え方です。
出した結論や根拠に対して
- Why so? = なぜそうなのか?
- So What? = だから何なのか?
- True? = 本当か?
この3つの問いかけによって健全に構造を疑い、論理の厳密さの精度を上げます。
Why so?(なぜそうなのか?)

Why so?は、結論がどういった根拠や説明で支えられているかを問うものです。
- 結論:今日は雨が降るだろう▶ それはなぜ?
- 根拠1:今日の天気予報が降水確率が80%だった
- 根拠2:空を見ると分厚い雨雲が広がっている
結論→根拠で見て因果関係を確認します。
So What?(だから何なのか?)

一方でSo What?は、手持ちにある情報や事実から結局何が言えるのかを問いかける言葉です。
- 根拠1:寝る前におやつを食べている
- 根拠2:ラーメンを週3回食べている
- 根拠3:運動は嫌いで、仕事はデスクワーク中心
- だから何? ▶ 結論:今の生活を続けていると、太りそう
ようするに何が言いたいのか、何を伝えたいのかをはっきりさせ、結論が明確になります。
True?(本当か?)

True?は事実確認や因果の有無を再確認する質問です。
そもそも本当にこれ正しい情報?のように疑って精査してみましょう。
問題解決の実現性が高まり、新たな問題を発見するときもあります。
まとめ

- Why so? = なぜそうなのか?
- So What? = だから何なのか?
- True? = 本当か?
はロジカル・シンキングや、問題解決には欠かせない超重要な構造化の思考法です。
原因→結果、結論→根拠などを考える際にはぜひ実践してみてください!
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